緊縛プレイをする前に読んでおきたい一冊　緊縛事故予防ガイドブック

流行に捕らわれず長くファンに愛されているのが緊縛プレイ。いつ、どういったタイミングでその世界に魅了されてしまったのかはそれぞれですが、緊縛する側、緊縛される側、どちらにしても、その世界を知れば知るほど「奥の深い」プレイであると感じるはず。しかし、SM緊縛ショー等で観た華美な部分とは裏腹に、人体を直接縛るということの危険な側面を認知せずに縛ってしまい、神経症にさせてしまったり、なってしまったりという事故が非常に多発しているようです。そこで、プレイの前に読んでおきた一冊緊縛事故予防ガイドブックをご紹介します！

著者は当店でも取扱いしている「現代緊縛入門」の著者「青山夏樹」氏、千駄木治療院の宮下先生、イラストを漫画家の喜国雅彦先生が担当しており、難しくなりがちな医学的な面もイラストなどでもわかりやすく解説されたマニュアル本となっています。

縛ってみたい、縛られてみたいという愛好家が増えてきた背景には、SM系のショーパブであったり、インターネットやSNSの普及等で情報が手軽に入手しやすくなった事が挙げられるでしょう。反面その危険性について語られることは少なく、如何に綺麗に素早く縛るか、という部分ばかりクローズアップされていることへの警鐘の意味も込めての出版だと思いました。

プロの緊縛師として多くの経験を持つ青山夏樹氏は実際にパートナーが、とある緊縛師に縛られた際に橈骨神経麻痺になり、手が動かせなくなったという経験があり、それをSNS上で発信したところ、実は私も・・・と言った報告が多数あり、『現代緊縛入門』を執筆するきっかけになったようです。

日本国内で人気のある縛り術は、「古典緊縛」という、江戸時代の罪人を役人が捕獲の為の縛り術をベースになっており、たくさんの緊縛師達に模倣され、広がっていますが青山夏樹氏の緊縛術は、「現代緊縛」では、緊縛される方の体を守ることを前提にしたもので、怪我や事故をさせないことはもちろんのこと、緊縛した次の日も普通に生活が当たり前にできる、安全で洗練された技術。

こういったプロの方は師匠から口伝により、麻痺の事なども厳しく伝授されているようで、さらに自分の経験の積み重ねや研鑽の中で培われた危険予知のノウハウはとても重要だと思います。

さらに、緊縛している最中はどちらもちょっとした興奮状態にあり、細かな状態の変化がわかりにくくなっており、そんな中でも緊縛事故を防止するためのガイドラインや事故判定法など実際に役立つ知識を解説している本は貴重だと言えるでしょう。

ついつい、縛り方や格好良さに目が行きがちな緊縛プレイですが、本作は緊縛を実践されている方や、緊縛に興味を持っている方に役立てて頂ける1冊になっています！

緊縛プレイ初心者必読の事故防止マニュアルブック!安全にプレイを楽しむために、プロに寄る丁寧な解説で予習しておきましょう♪

緊縛プレイをする前に読んでおきたい一冊「緊縛事故予防ガイドブック」のご紹介でした！

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緊縛事故予防ガイドブック